学生さん必見! 現役JCおすすめの本part2
こんにちは、あるいはこんばんは! SORUTONです!
さて、今回は「学生さん必見! 現役JCおすすめの本part2」ということで、個人的にすっごくおすすめの本を何冊か紹介していきたいと思います!
対象年齢の目安も載せておくので、良ければ参考にしてみて下さい!
・アリス殺し
対象年齢中学生~
※残酷描写あり
『アリス殺し』は、ダークミステリーの天才・小林泰三の``殺しシリーズ‘‘の第一作です。
大学院生の栗栖川亜理は、不思議の国に迷い込むという夢の中でハンプティダンプティが塀から落ちるのを目撃する。そして次の日、玉子というあだ名の博士が墜落死してしまう。夢と現実がリンクしていることに気が付いた亜理は夢の中で犯人に仕立て上げられてしまう。もし死刑になったら自分はどうなってしまうのか……。亜理は同じ夢を見る井森とともに真相を探っていく、というあらすじ。
序盤は噛み合わない会話に混乱する場合もありますが、中盤から一つに繋がっていき、伏線もしっかりとしています。ミステリーをゆっくり楽しみたいという方におすすめです。
ネバーランド
対象年齢中学生~
恩田陸の青春小説。冬休み、寮で暮らす四人の男子が静かに友情を育んでいきます。
家庭の事情などで帰省せずに寮で暮らすことになった四人は、``告白と実行ゲーム‘‘を通じてお互いの気持ちなどを知っていきます。少しずつ深まる謎。それぞれの秘密と友情に、涙なしには読めません。
女子には出せない、男子だけの関係性は少し羨ましくも感じてしまいます。
ねじの回転
対象年齢高校生~
恩田陸のSF。こちらは打って変わって終始緊迫感が付きまとい、徐々に迫って来るタイムリミットとそれぞれの人間ドラマが浮き彫りになっています。
人類を救うため、国連に歴史の『介入点』として選ばれた二・二六事件。特別な力を渡された安藤大尉たちは、それぞれの思惑を抱えたまま、作戦に臨んでいく。一方、国連のマツモトやアルベルトたちは、終末へのカウントダウンが迫っている中『シンデレラの靴』を利用し過去と現代、そして未来を繋いでいく。
かなり分厚く、読み応えのある本です。パラドックスや平行世界とかも絡んできて、これぞSF! って感じです。二・二六事件があまり詳しくなかったら少し読むのに苦労するかもしれません。
いかがでしたか? 気になった本があれば是非、読んでみて下さい!
学生さん必見! 現役JCおすすめの本part1
こんにちは、あるいはこんばんは! SORUTONです!
さて、今回は「学生さん必見! 現役JCおすすめの本part1」ということで、個人的にすっごくおすすめの本を何冊か紹介していきたいと思います。
これを呼んで下さっている方の中には、あまり本を読まない方もいると思います。学校などでおすすめされた本はなんだか内容が似たり寄ったりで正直あまり面白くない! とか、新しいジャンルの本にも手を伸ばしてみたい! などと思っている方や、子供が中々本を読んでくれない……などといった悩みを抱えている親御さんもいると思います。
そこで、年間300冊以上本を読んでいる私が、一押しの本の数々を紹介していきたいと思います!
そして五人がいなくなる
対象年齢小学校中学年~
はやみねかおるの名探偵夢水清志郎シリーズ第一作、『そして五人がいなくなる』です。
だいぶ常識が欠如している探偵夢水清志郎と、三つ子の姉妹との掛け合いがテンポよく、サクサクと読める本となっています。あらすじとしては、主人公の亜衣たちの家の隣に引っ越してきた生活力0、常識も0の探偵夢水清志郎がのんびりまったりごろ寝をしながら怪事件を解決していくお話。
ミステリーとしては珍しく、『誰も死なない』ミステリーとして知られています。
また、はやみねさんの本で『都会のトム・ソーヤ』もとても面白く、ぜひ読んで頂けたらなと思います。
密室の鍵貸します
対象年齢小学校高学年~
ミステリー作家、東川篤哉の烏賊川市シリーズの第一作。
しがない大学生の戸村流平は、突然殺人事件の容疑者として追われる身になってしまいます。貧乏探偵の鵜飼杜夫などを交えて容疑を晴らそうと試みますが……。
成り行き任せの探偵鵜飼杜夫、うら若きビルの美人オーナー二宮朱美など個性の光るキャラたちの掛け合いがとても面白く、しかもしっかりと伏線が張られていてミステリー好きには堪らない本です。
また、シリーズ第四作目『交換殺人には向かない夜』は、いままでの烏賊川市シリーズを知っている人ほど騙される、超最高傑作だと個人的に思っています。
私は小学五年生でこの本を読んだのですが、語彙力を無くすほど伏線が凄くて驚愕したのを覚えています。
ジョーカー・ゲーム
対象年齢中学生~
柳広司のスパイ小説『ジョーカー・ゲーム』。戦時中の日本を舞台に、『D機関』と呼ばれるスパイ養成所のスパイたちが暗躍するハードボイルド小説です。
その最高指導者である結城少佐を中心に、自分の信念以外の全てを欺き生き続ける男達の生き様を描いています。
『決して、とらわれるな』――
この言葉に痺れること間違いなしです。
四畳半神話体系
対象年齢中学生~
森見登美彦の『四畳半神話体系』。京都の街を舞台に、不毛な時間を過ごしている『私』と悪友『小津』、孤高の乙女『明石さん』などといった登場人物が騒動を巻き起こします。
自分がこんな自堕落な生活を送っているのは『小津』のせいだと言い張り、『明石さん』とはなかなか仲良くなれず、どうやっても不毛な時間を過ごす『私』視点で四つの平行世界が進行します。
語り口調が古めかしいので、最初は少し取っつきにくいと感じるかもしれませんが、中身はいたって単純、明快。くすっと笑えるところもあるので挫けず読み進めてみて下さい。いつの間にか森見ワールドの虜になってしまいます。
いかがでしたか? 興味を持ったら是非、読んでみて下さい! ここまで読んで下さった方、ありがとうございました! 日々精進します!